変わり者の悪あがき。

毎日を、つらつらと。

健康オタクな彼。

 

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 みなさん、健康を気にしているだろうか?例えば、早寝早起きをしっかりするとか、決まった時間に食事をするとか、運動不足解消にジョギングをするとか。

 

というのも、最近友人がえらくカラダつくりに熱心になっているようで、やれ朝はバナナを食べるのが良いとかとにかく夜はジョギングだとかを研究しているのだ。彼はまだハタチそこそこなのだが、こうも懸命に生きることにこだわっていると、はたして心の健康は保たれているのだろうか?とこっちが心配になるほどなのである。

 

かくいう私は食事に関しては一時期かなりのこだわりを見せており、キウイを必ず毎日食べるとか、タンパク質はできるだけ鶏肉からとるようにするとかをしていたのが、そのおかげかたしかに肌がキレイになったし、ぜい肉もとれ、すらっとした「ボデェ」を手に入れることができた。しかし、どうにもこうにも運動キライと夜更かしがやめられず、また三日坊主も相まって結局ずるずると元の生活に戻っていってしまうのだ。いやはや、自分を追い込むことはなぜあんなにもしんどいのか。何もしなくても勝手に筋肉がつくサプリとかはやく開発してほしい。まってます、製薬会社さん。

 

 

しかし、そもそも彼は一体何を目指しているのだろうか。健康志向の企業に勤めたいのか、体育教師になりたいのか、そのうち粗食こそが健康だとか言ってお坊さんにでもなるつもりだろうか。もし彼が頭を丸めたら、同じ床屋に行くこともなくなるのだろうか。それはさみしい、やめておくれ。

 

 

そして、なぜ男の子はどうでも良い事にこだわったり、熱中したりするのだろうか。健康とか掃除とか筋トレとかフィギュアを集めるだとか、きっと女の子から見たらあきれるような事にすべてを注ぐ人は少なくないし、どちらかというと私もその一人なのだ。ふとそれが気になって、Googleで「男 趣味 なぜこだわる」と検索したら関連検索に「JK、なぜ人気」と出た。そんなこたァ、ボク聞いてないよ、なぜ人気ってそりゃ若さがあるからでしょう。歳が若けりゃなんだって良いんだよ、オトコなんて。あんた検索結果だからって関連キーワードにそんなことのせてたら、世の女性に嫌われるよ。まさか女の敵が不純な事しか考えていないダメ男ではなく、AIだったとは。やれやれ、時代はめまぐるしく変わるもんである。

 

とまぁ、そんなことぁどうでも良いのだが、趣味はほどほどにしておかないと普段の生活に支障が出てしまったら元も子もないので、気をつけようと思う。まぁ彼はきっと大丈夫だろう。日々の健康法を話しながらハイボールをガブ飲みしていたのだから。

 

 

あの子はいま。

 

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 あの子は今、どこで何をしているのだろうか。とてもピアノが上手で、だけどロック好きで私が知らない音楽をたくさん教えてくれた彼女は、今なにをしているのだろうか。いつも明るく、ちょっぴり毒舌なあの子は、今も変わらず周りを笑顔にさせているのだろうか。

 

 

あのときの僕は、なにをしていたのだろうか。必死にあの子に告白をした日。

 

 

確か、夏の夜だった。進学して疎遠になっていた僕たちが、花火をしようという口実でなんとか集まった日。ほんとうは花火なんてどうでも良くて、ただ好きだ、という言葉を伝えたくて、それでもメールを送る手は少しだけ震えていたとおもう。あの子に会えたその日は、とても舞い上がっていたのをよく覚えている。

 

付き合って、初めてのデート。ホラー映画を見た、何故ベタな恋愛映画を見なかったのだろう。僕はホラー系が苦手なんだ。なんでわざわざそれを選んだのだろう。あの子がその映画が見たいって、そう言ったからだった。出来るだけあの子の願いを叶えてあげたかったからだ。

 

その後、女子高生ばかりのスイーツ屋で緊張して何も考えられなくなりながら、ボーッと、だけど楽しい時間を過ごした。あの時、私は必死に時を過ごしていた。この時間がずっと続きますように、明日なんて来なくていいと。毎日が楽しくて、それだけで日常にメリハリがついていた。

 

いつしか、あんまりにも毎日が楽しくて、メールの返信も、遊ぶことさえもしなくなってしまった。

 

何故、あの時、素直に言えなかったのだろう。「誕生日、おめでとう。これからも大好きだよ」。そう言ってくれたあの子に、「ありがとう」と、ただの一言でも良かったのに。送信ボタンを押せば良かっただけなのに。

 

 

あの子が同窓会に来なかった理由は、きっと僕が参加していたからだ。

 

 

人を傷つけて、毎日をただ平和に過ごすなんて、そんなこと私にする資格なんてあるんだろうか。

 

 

きっと、これだけ悔やんでも、どれだけ決心をしても、私が私である以上同じ過ちを繰り返すのだろう。私は最低の人間なのだ。

 

 

どれだけ感傷に浸ったとしても、今日は均等に、嘘偽りなくすべての人に同じだけの時間を与えてくれる。笑ったり、悲しんだり、喜んだり、泣いたり。それぞれがそれぞれの景色の中をめまぐるしく駆け回っている。きっとあの子の毎日に、私のことなんて少しもないのだろう。それでいい。私が生きていないところ、死んでいるところ。それはできればあの子の心の中がいい。

 

 

今日は、普段食べない、あまい、とてもあまいケーキを食べよう。あの日食べたケーキ。あのいちごがのった、クリームたっぷりのショートケーキ。とても甘かったんだ。

 

 

 

 

 

 

 

居酒屋でのアルバイト。

 

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先日、友人のアルバイト先の居酒屋が人がいなくて困っているという相談を受けたのでお手伝いに行った時の話である。

 

厳密には居酒屋というか、地下にある創作居酒屋にちょっとしたバーのようなものがひっついているお店なのだが、そのためお客もおエライさんの飲み会だったり雰囲気の良いカップルがデートをするようなところで私のようなのほほんさんとは無縁の場所なのである。

 

 

はたしてそんなところでうまくできるだろうか、と不安いっぱいで入店したのであるが、とにかく人は第一印象が大事である。「人は3秒で相手の印象が決まる」とよくいうではないか。とにかくあいさつだ。あいさつをしっかりしておけばモーマンタイだ。よし、元気いっぱい、笑顔でハキハキといこう。さぁ、いくぞ。

 

「お、おはようございますっ、本日はど、どどどうぞよろしくおねがいいたしまするぅ〜」

 

 

あァ、やっちまったよ。めちゃめちゃ噛んでしまったよ。顔もひきつって満面の笑みのつもりがピエロみたいに狂気にみちた顔になっているではないか…。いつもボカァそうなんだよな、ココイチバンにめっぽう弱いのだ。誰でもいいからこのメンタルの弱さにビシッと言ってはくれないだろうか。ほんとやんなっちゃうね、トホホ。と勝手に一人で傷ついていたのであるが、なにやら奥からオーナーさんらしきガタイの良い人が出てきた。

 

「おォ、今日はよろしくな」と不慣れなあいさつをかましてしまった私にオーナーさんが笑いながら話しかけたのだが、この人がまぁコワい顔をしているのだ。コワい、というよりかはすいもあまいも経験した人独特のオーラをまとっているからそう見えるのか。オーナーさんの過去を知らないが、ケイサツにお世話にならない程度のことをかたっぱしやってきたのだろう。彼を前に私はまさにヘビににらまれたカエルのようにボーゼンと立ち尽くしているだけで、気の利いた言葉も出ずにあたふたとしていた。あぁ、こんなことで大丈夫だろうか、早くオウチに帰ってお布団にくるまりたいよ。

 

がしかし、出だしこそつまずいたもののオーナーさんと話をしてみると、どうやら友人がよく私の話をしているらしく、両親よりも私のことを知ってくれているようで大学のこととかいつも働いている別のアルバイト先のことの話をふってくれたのでなんとかかんとかにアイドリングトークをすることができた。やはりこんな雰囲気の店のオーナーだからだろうか、話がとても上手で、そしてどんな話にもおおらかに答えてくれたので、人見知りの私も徐々にお店の雰囲気にのまれなくなってきた。

 

さて、いよいよお店の開店時間である。予約済みの席にもお客が埋まりはじめ、活気が出てきた。とりあえず私は簡単な飲み物を作ったり、料理を席に運んでたりしてがんばっていた。こんなにアタマを使って働いたのはいつぶりくらいだろうか。私の細胞がたかが一杯のビールを注ぐことに全神経を集中している。いまならブラックホールの原理くらいなら簡単に解けるのではないだろうか?などと余裕をカマしていると、案の定注いでいたビールが泡だらけになってしまった。よく映画やアニメで見るアレである。いやいや、こんなベタなことあるんかい!と恥ずかしさで顔を真っ赤にしながら周りに見られないように急いで新しいグラスに注ぎ直したりしながらあたふたしているのだが、ふっと時計を見るといつまにか閉店の時間に近づいてきているではないか。

 

あー、やっと終わった。私のながーい戦いにようやく決着がついたのだ。もう上座と下座を間違えなくてすむのだ。なにもない廊下でつまづかなくてすむのだ。やれやれ気疲れした、とにかく後はお客を見送れば良いのだ。ふぅ。

 

最後のお客がお会計を済まし、入り口のドアを開いて「ありがとうございましたァ」とその日1日の中で一番声の出たあいさつをカマした時である。お客の1人が私にはなしかけてきたではないか。「ありがとうね、美味しい料理だったよ。君は今日初めてのコかな?がんばってね」

 

ありゃー、すっかりバレていた。めちゃくちゃ恥ずかしい。穴があったら入りたい、もし無かったらマントルまで掘りたい。だがよく考えると、どうせならマントルではなくアメリカとかフランスとかに行きたい。ハンバーガーを食べながらボンジュールしたい。ボンジュールしたいってなんだよ。

 

とにかく、初めての居酒屋のアルバイト、いろいろあったが終わりよければ全て良し。なんとか乗り切ったのだ。あとは店の片付けをしてコワモテのオーナーさんにあいさつをしてとっととオウチに帰ろう。

 

一通り後片付けを終えてまかないを食べさせてもらったあと(まかないが出るなんて思ってもいなかったのだが、そこはやはり料理屋。料理長がつくってくれた料理は絶品だった。多分ミシュランシェフになれるのではないだろうか。唐揚げだったけど。)店を出るときにオーナーさんが一言。

 

 

「今日はありがとうね、また明日もよろしく!」

 

そうだ、忘れていた。そういえば明日もシフトに入れますよ、と言っていたのだ、過去の私は。はぁ、またビールを泡だらけにしなければいけないのか。私のアルバイトはまだまだ続きそうである、トホホ。

 

とりあえず家に帰ってさっさと寝よう。疲れたカラダを癒してあげよう。それではみなさん、ボンジュール。

 

ボンジュールって、なんだよ。。

おやすみ。

 

 ブログを始めてまだ数日、出来るだけ毎日更新しようと日々奮闘しているのだが、どうにも今日は執筆が進まない。まさかこんなに早く来て行き詰まってしまうとは、やれやれなさけない。

 

しかしかんがえてみると、面白くないハナシを無理やりひねりだして書くエッセイほど本質とはなれているものはないな、とそう思ったりもする。「今日こんなことがあったんだヨ、楽しかったなァ」とふりかえり書くことこそがじぶんにとって健康的なものであるし、そもそも自分が楽しんで取り組まないと周りを楽しませることもできないのではないのだろうか。

 

ということで、本日は執筆を忘れてだらだらとした1日を楽しんでいこうと思う。なにもしていないけどお酒を飲みながらリラックスして、明日の活力にしよう。うん、それがいい。

 

まァ、今日もホントウは書こうとしていたことがあったのだが、それはまた明日にでも公開しようと思う。

 

今日はなにをしようかなぁ。久々に友人と近くの居酒屋にでも入ってくだらないハナシでもしようか。そうだ、今日は金曜日ではないか。明日は休みなのだ。翌日の事なんて何も考えずに好きなことをしよう。みなさんも休みの前日くらいはおもいっきり羽を伸ばしてほしい。夏のムシ暑い夜が来る前に、涼しさを楽しみながらゆっくりとすごそうではないか。

 

日々の感謝を家族に伝えながら食卓を囲むのも良いし、好きな音楽をききながらお酒を楽しんでもいい、そうだ、散歩などはどうだろうか、夜の街はそれだけでいつもとは違った表情を見せてくれる。

 

みなさんにとって今日が、そして明日が、おだやかにすごせるように。「頑張りましょう、勝つために」ではない。心に温かさと余裕を持って、楽しくすごせますように。

味オンチと私。

 

 先日、友人がぶじに就職活動に一区切りをつけた。まさか2ヶ月も経たずに内定を決めるとは、いやはや「就職活動イヤだーーーっ、フリーターになりたいよーーっ!」と叫んでいた彼がちゃっかりと大手に気に入られていたのはまさに体育のマラソンで「一緒にダラダラ走ろうぜ、めんどくさいし」と言いながら上位に食い込む走りを見せるヤツに見放されたような気分である。と日々をだらだらと過ごしている私に言い訳をするように勝手に嘆いているわけであるが、とにかくお祝いだという事で祝勝会のお店を探そうとしたが、なにぶん夜もふけていたので閉店しているお店も多く、だったらとりあえず簡単にできるお祝いとして酒屋にお酒を買いに行こう、という話になった。

 

酒屋に入り、さァ、何を買おうかとなったのだがなにぶん専門店であるので種類が多い。どうしたもんかいな、と店内をウロウロとしていたのだが、じゃあどうせなら色んな種類のビールを買って飲み比べをしようじゃないかと思いつき、手当たり次第にビールを購入する運びになった。「何買えばいいのかわかんなかったから、とりあえずいっぱい買ってきたよん」という事実も、言い方を変えれば聞こえが良くなるなぁ、と常々思う所存でござる。あっぱれ、私。

 

あっぱれついでに、実はコンビニで発泡酒を買うより酒屋で小売している瓶ビールの方が安いという事をご存知だろうか。コンビニはたしかに手軽に豊富な種類から選べるので、自宅から少し遠いスーパーや専門店に行くのがめんどうな私にとってはとてもありがたいの存在だったのだが、どうせなら雰囲気のある瓶ビールで飲んだ方がいいよなァと感じ、最近はもっぱら近所の酒屋さんで卸してもらっている。お酒がお好きな方にはぜひ一度酒屋に足を運んでみてはいかがだろうか。

 

さて、今回買ったビールは右からエビス、キリン、サッポロ、アサヒの4種である。

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↑翌日に撮った写真なので封が開いてある。断じてお昼に飲んでいるわけではないのだ。

 

さっそく飲んでみると、確かにエビスは濃厚な味わいでずっしりとした風味があるしアサヒはキリッとしたのどごしがカラダにしみわたる爽やかさがあったが、どうもサッポロとキリンの違いがわからない。もちろんどちらも美味なのだが、いかんせん普段から常飲しているものでもないし、そもそも私はお酒を覚えたてでまだ日が浅いのでどうにも知識に乏しいのだ。

 

 

まァ結局のところ私は目で食べ物を味わっているのだろうなぁ、としみじみと感じた。

高そうなお店で食べる料理も、がやがやと活気がある下町の居酒屋で食べる料理も、結局その場の雰囲気やら料理の見た目で「おいしさ」を感じているのである。もし私が高層ビルの屋上の高級レストランで何も知らずにインスタントラーメンを出されたとしても「やっぱり違うねぇ、エビの出汁が出てるよこりゃあ、うまいねぇ」と言いながらのんきにほおばるだろう。エビス、とラベルの貼ってあるからそれは美味しく感じるのであろう私の味覚はまったくゲンキンなやつである。それとも経験がないペーペーのうちはなんでも美味しく食べれる方が本人も見ている方も幸せなのだろうか。

 

などと感じている私の横で内定が決まった彼をふと見てみるとビールをラッパ飲みしていた。たしかにはたからみれば「節操のないコだねぇ」と思われるかもしれないが、嬉しそうに飲んでいる彼を見るのはまったくキモチが良い。

 

見栄をはって上品に食べようとか高い店にいこうとするより、自分が食べたいモノを好きなように食べる事が本当の幸せ、魅力があるのかもしれない。ありゃま、思わず地中海より深い事を言ってしまった。文才だねぇ。

 

彼を見ながら私も一度ラッパ飲みをしてみようかな、と思ったのだが、チューハイ一杯でベロベロになれる低燃費なカラダなため、実現はまだまだ先の話になりそうだ。

 

 

追記

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